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アートセラピーの知識(アートセラピー効果)


アートセラピーの歴史

アートセラピーが21世紀の新しいセラピー技法として注目されているのには、以下のような効果性が見られるからです。
さまざまな素材に直接触れることは、私たちの無意識の世界に刺激を与えます。
そして、それらの素材を使って表現することで、心の中に抑圧、抑制されていた感情が外へ表現されていきます。言葉では表現しきれない無意識の様子が見えてくるのです。この抑圧されていた感情が充分に外へ発散され浄化されていくことが、私たちの創造性を生み出すきっかけとなるのです。
心の中の様子は私たちには見ることはできません。例えば、「幸せ」といっても人によってそのイメージは違いますし、それが形のない”イメージのまま”であることが多いのです。
しかし、それをいったん素材に置き換えて「幸せ」の形を作り出し、表現することで、自分が思い描いていた「幸せ」を視覚化することができるのです。

怒り、不安、悲しみ、寂しさ、喜び、楽しさ・・・目に見えないものを自分の内側から表現し、それを目で見ることができるようになります。その作品への評価は一切ありません。視覚化されることは私たちの心の安定にたいへん役立ち、だからこそ癒しが訪れます。
感情の絵
素材に触れることはそのまま、心理的退行を引き起こします。殆どの方が、「クレヨン」や「画用紙」に触れると、あっという間に幼い頃のイメージがよみがえってくるようです。
アートセラピーは、「素材のセラピー」とも言われています。
粘土やその他のさまざまな素材は幼い頃の無邪気な心やその頃の好奇心を呼び起こし、自己回復への道として最適な手法です。
老人介護や、認知症などの治療にも多く用いられる理由もそこにあるのかもしれません。また、健康に生活している人たちでも、時に自分自身を取り戻せなくなるほどの心の傷を持っているケースがあります。
そうした傷に向きあったり、自分の中にある退行した自分自身と語り合うためにも、アートセラピーは効果的なセラピーといえるでしょう。



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